2006年9月 レンタカーで行く!ぐるり北海道9日間



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3日目 層雲峡


<行程> 9月19日 旭川 → 層雲峡  足寄


<旭川→層雲峡  移動距離:約70km>

5:00 起床

 この日は大雪山系の山登りをするつもりだったので、早起きしました。 スーパー銭湯泊なので、朝から温泉につかってサウナに入って気分爽快です。

6:30 出発

 この日の天気は曇り時々晴れという感じ。 山登りなので快晴を期待していたが少し残念な天気。 平日の朝だったので旭川市の中心部は若干混んでましたが、それ以外はスカスカの道路をドライブします。
 これから山間部に入っていくので、早めにガソリンを入れておこうとスタンドを探す。
最もガソリン価格が高騰していた時期だったので、市内の普通のスタンドは大体どこもリッター140円以上、高すぎる!
 少し町外れでセルフで137円(ぐらい)の看板を見つけ、そこに入りました。入ってから気付いたが、137円から本日さらに5円引き!と書いてある。会員だけかな、と思いきや現金でも普通に132円で入れられました。ラッキー
結果として旅行中見た中でこのスタンドのチェーンが最も安く、何度か利用しました。たしか「オカモトセルフ」というチェーン。

 旭川市街を抜けると大雪山連峰が見えてきました。
晴れてたらいい景色なんだろうなあ、と思いつつ運転してると、どんどんデカイ山が眼前に近づいてきて、なかなか迫力がありました。

<層雲峡>

8:00 層雲峡に到着!
6大雪山連峰の麓にあり、渓谷の景観と温泉で有名なところです。

 この層雲峡から大雪山の黒岳(標高約2000m)の5合目までロープウェーが伸びています。 さらにスキー用のリフトが7合目まであって、そこから約1時間半程度の登山で黒岳に登頂できるということで、これは行くしかない!と思って層雲峡までやってきたわけです。

と ころがっっっっっっっっ

 ロープウェー乗り場に行くと、入り口の前にオッサンが一人ぽつんと立っている。 近づいていくと、「あーお兄さん今日中止!風強いから動いてないよ!」

がーーーん…

 え、あ、そうですか…と言うしかなく、ショボンとしながら仕方なく退散。 今日のメインイベントが遂行不能になったので、さあどうしよう、という話です。登山は旅の中でも1番楽しみにしていただけに、このときはずいぶん凹みましたよ。




7
黒岳ロープウェーのりば
強風で運行休止のため人気がない。たしかにすごい風が吹いていたけど…

 車の中でしばらくガイドブックとにらめっこ、層雲峡周辺にはいくつかビュースポットがあるようなので、そこを回ることにしました。






8
大函(おおばこ) 渓流の両岸に柱状の断崖がそびえる。なかなかの景観でした。


7
銀泉台というところ
日本一早い紅葉が見れるということで、写真撮影のガイドブックにも載っていた。 天気がよければさぞかし綺麗だったろうになあ…  天気悪いうえに、かなり標高の高いところなので(1500mくらいかな)霧に包まれてました。





8
大雪湖
大雪ダムによる堰止湖。ここもビューポイントのはずが… 水が無かった。まあどっちにしろ天気悪いのでテンションあがらず。

5
銀河の滝(左)・流星の滝(右)
双瀑台というところに登って撮った。

8
銀河の滝
これはまた繊細で美しい滝であった。

<層雲峡→足寄 移動距離:約130km>夜道は怖い

15:00
 色々見て回ってたら意外と時間がすぎて、夕方近くなったので、層雲峡を後にして今夜の宿泊予定地の足寄方面へ向かいます。

 その道中に糠平(ぬかびら)温泉という小さな温泉街があり、そこの旅館で日帰り入浴させてもらいました。
 これがまた良かった。写真は撮ってなかったけど、露天風呂からの眺めが非常に良い。 と言っても目の前が森なだけなんだけど、その森の木々の感じ、下の方から聞こえる川のせせらぎ、風情があって良かったですなあ・・・
 風呂に入ってる間にコインランドリーで洗濯もさせてもらって、いざ出発。
お世話になりました。糠平館観光ホテル

18:00 糠平温泉→足寄

 外に出るともう真っ暗。 いつもの都市部では、いや、都市といわずに地元滋賀県のような田舎でも、夜に運転するのに抵抗なんてなかったです。
 しかし、なめてました。北海道の、しかも僻地の山間部、夜の運転を… この後暗くなってから出発したことをものすごく後悔します。

 事前の情報収集により、基本的に北海道の道路は国道以外の道は通らないほうが良いということは知っていました。 たしかに国道は数は少ないけど街灯もあるし、他の車もたまに通るので、そんなに怖くありません。
 しかしこの日は1日動き回って疲れていたので若干ボーっとしていて、カーナビに導かれるままに進んでいたら、いつの間にか国道から外れて道道(どうどう)というものに入っていました。

 一旦止まって戻ろうかとも思ったけど、地図で確認したら国道で行くよりも目的地までの近道になっている。 まあ町道とか村道とかじゃなく道の道なんだから大丈夫だろう!と思ってそのまま進んだのです。

 これが更なるミステイク。 国道から離れるにつれて照明の類は全く無く、真っ暗になっていきます。山間部なんで民家なんて一つもありません。周りは暗闇に包まれた森ばかり。

 本当に真っ暗でした。こんな暗い場所おそらく東京にはありません。ヘッドライトはもちろんハイビーム。 道路の舗装も国道と比べてかなり悪く、アスファルトはガタガタ、割れ目から草がボーボーに生えています。
それどころかやがてアスファルトさえなくなり、細い山道のような砂利道に変わりました。

 この時点でもう泣きそう。ていうか泣いてたかも。 真っ暗な砂利道、本当に怖いんです。 道道!ふざけるなよ道道!音楽の音量を上げまくる。
カーナビでも地図でもその先の国道につながっているので、それを信じて恐る恐る進んでいきました。

 走ること約20分(ぐらいだと思う)、ようやく開けた土地に出て、アスファルト復活、街灯もちらほら見えてきました。 このときはまた別の意味で泣きそうになりましたね。生きて帰ったぞーっと。

 その後再び国道に出て、目的地の足寄に到着。

<足寄>

19:30 足寄(あしょろ)です、松山千春の故郷らしい。

 今日の宿泊は初・車中泊。場所は道の駅 あしょろ銀河ホール21

 車中泊は道の駅がベストです。 キレイなトイレ付き、夜間は駐車場にもオレンジの照明がついているので真っ暗にはならず安心です。 また、どこの道の駅でも大抵2〜3台は車中泊らしき車が停まっていたので、1台ぽつんといるよりは安心感があります。
 道の駅のトイレはほんとにキレイ、歯を磨くのも顔を洗うのも全然気にならない。最初入ったときは感動しました。

 初めての車中泊だったので、しかも想定外の助手席泊になったので、少し不安でしたが、助手席を倒して足元と腰下に荷物をつめてできるだけ平らにしたら、意外と快適でした。
 あと車の窓をタオルや持参のシートで覆ってやると、車の中が小さな個室みたいになっていい感じ。

21:00  就寝、爆睡。 旅行中は恐ろしいほど早寝早起きになります。


 この日までは天気も悪く、山登りもできず、あまりテンションあがらなかったけど、明日から猛烈にテンションが上がりだす!



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